箱型形状の船体の小技。
船体形状が箱型の場合、船体の舷(側舷/船体の横方向の部位)と船底(船底)の接合部に直角な面が船首に有る場合。
高速艇などの場合は滑走時に吃水が下がり船体が受ける抵抗が減る場合が在りますが(全ての形状に当て嵌まりません)!貨物船などの低速から中速の場合は船底の乱流に由って船首の沈下現象(水中に引き込まれる)が発生します。
形状の変更が有効なのですが、形状は変更しないままの場合!
簡単な軽減策と思っている方法と底揺れ軽減の小技の紹介です。
小技。
上の図の上部が揺れ止めのビルジキール(黄色分部)です、下は箱型の形状の船首乱流軽減(オレンジ色分部)です。
揺れ止めの効果は、速度に比例して効果が低減していきますが、
一般的なビルジキールに比べて垂直加工のキールが速度の幅が広い様です(自作の”フェリーみしま”で実験済み)。
船首下部の乱流軽減は、パテ等で、盛り付けるだけ直角面の巻き込む乱流を軽減します(自作の”たこフェリー”にて実験済み)。
この他に、些細な自称の小技も有りますが、次回にでも。